自分の歯と同じ様に噛めますか？

歯を失った時の選択肢としてインプラントがありますが、しっかりとかむことができるか気になりますよね。

そこで今回はインプラントのメリット・デメリットと自分の歯と同じ様にかめるかについてご紹介します。

【インプラントは自分の歯と同じ様に噛める】

インプラントはあごの骨にインプラント体を埋め込んでその上に土台を立てて被せ物をする治療法です。

他の歯に負担をかけることなく、固定式の被せ物にすることができるので、自分の歯と同様にしっかりと噛むことができます。

どの様な治療にもメリット・デメリットがあるので、インプラントのメリット・デメリットをご説明します。

【インプラントのメリット】

　・骨が痩せるのを防ぐ

歯が失ったままになると、骨に刺激が伝わらず骨が痩せる原因になりますが、インプラントをあごの骨に埋め込むことでかむと骨に刺激が伝わります。

そのため、その刺激で骨が痩せるのを防ぐ効果があります。

　・他の歯を削る必要がない

ブリッジは、左右の歯を削る必要がありますが、インプラントはその歯だけで治療することができるので他の歯を削る必要が無く、他の歯の寿命を縮めてしまうことがありません。

　・入れ歯よりかむ力が優れている

入れ歯は取り外し式なので、固定式に比べると安定感が少なくなります。

インプラントは固定式で安定感が優れており、入れ歯よりしっかりかむことができます。

　【インプラントのデメリット】

　・ほとんどの場合保険が適応できない

インプラントは特定の条件を満たした時に、保険適応になる場合がありますが、『生まれつき3分の1以上あごの骨が欠損していて、形成不全と診断された場合』『病気や事故であごの骨の大部分を欠損した場合』にだけ適応されます。

虫歯や歯周病、加齢による歯の欠損などは、保険は適応にならないので、ほとんどの場合保険が適応にならず、自由診療になるので、保険の入れ歯やブリッジに比べると費用が高くなることがあります。

ただ、失った歯の機能を回復するインプラント治療の場合『医療費控除』の対象になり、10万円以上かかった場合、確定申告をすると支払った税金の一部が還付されます。

　・治療期間が長い

インプラントはインプラント体を骨に埋入してから定着するまでの期間3か月~6か月程度かかることが多いので、入れ歯やブリッジに比べると治療期間が長くなります。

　・手術が必要になる

インプラントは麻酔をして痛みが出ない様に治療はしますが、歯ぐきを切開してインプラントを骨に埋入する手術をするので、ブリッジや入れ歯の治療に比べると負担になることがあります。