インプラント手術

骨に悪影響は出ますか?

インプラントは外科手術を伴う治療なので、安全性が気になりますよね。

事前に気になることを解決しておくと、インプラントに対する不安も軽減できます。

そこで今回はインプラントの安全性と骨に悪影響が出ないかについてご紹介します。

【インプラントの安全性】

 インプラントは人工関節などにも使用される『チタン』を使用しているので、骨とも結合が良く、身体になじむ素材です。

 また、インプラントは外科手術を行うので、安全性が求められる治療で、レントゲン撮影だけでなく、CT撮影をして骨の状態を確認してシュミュレーションを行ってから治療をします。

 そして、手術をする前にしっかりと治療計画をたてて、精密な治療をするためにほとんどすべてのケースで『サージカルガイド』を使用します。

 これは事前にインプラントの埋入する位置を確認して、埋入する角度、位置、長さ、直径などを正確に再現することができる様にするものです。

 このようにインプラントはできるだけ安全に行えるよう治療を行うので、広く普及しています。

【骨吸収について】

あごの骨は噛む刺激によってバランスを保っていますが、歯が無い状態が続くとその部分はかむ刺激を受けずに骨が少しずつ吸収して減っていきます。

その結果あごの骨が減少して痩せてしまうのです。

そうならない様に、失った部分を補う治療をする必要もあります。

インプラントは、あごの骨にインプラント体を埋入するので、かんだ時に刺激が伝わり、骨に悪影響を与えることはありません。

骨に悪影響を与えるのは、失った歯をそのままにしておく期間が長いことが考えられます。

 また、歯ぐきとの境目についた汚れもあごの骨に対して悪影響を及ぼすのでしっかりと除去しましょう。

【持病で骨が弱い方はインプラントが適応にならないことも】

インプラント自体は骨に悪影響を与えることはありませんが、持病で『重度の糖尿病の方』や『骨粗しょう症の方』は骨がもろく、免疫力が低下していることもあり、インプラントが骨に定着しにくいことがあります。

また、免疫力が低下していると、手術後の治りも良くないことがあるので、症状によってはインプラント治療ができないこともあります。

ただ、症状によっては糖尿病が薬でコントロールできている場合や、骨粗しょう症でも骨がしっかりあり、薬を中断しても良いケースでは治療が可能なこともあります。

お口の中や全身の状態は1人1人違うので、インプラント手術を考えている方は1度ご相談ください。

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