年齢制限はありますか？

インプラントが普及して幅広い方に治療されるようになりましたが、条件によってはインプラントが適応にならない場合もあります。

そこで今回はインプラントに年齢制限があるかについて詳しくご紹介します。

【インプラントに年齢の上限はありません】

　歯は年齢が上がると共に失う可能性があります。

　そのためインプラントの需要は年齢が高い方の方が多いのですが、インプラント治療には年齢の制限はありません。

　インプラントで重要なのがあごの骨が十分にあることなので、この条件を満たして入ればインプラント治療はすることができます。

　ただ高齢になると、歯周病や長い間入れ歯を使用していることであごの骨が痩せてしまい、その結果そのままインプラント治療をすることが難しい場合もあります。

　また、インプラント治療は持病が悪化していると難しい場合があり、高齢の方は持病を抱えていることもあるので、確認が必要です。

　心臓病や糖尿病、脳疾患などは症状が安定していることが条件になるので、主治医の先生と連携して治療計画を立てましょう。

【高齢の方のインプラント】

インプラントは外科手術も伴うので、免疫力がありインプラント手術が可能でその後の通院もできなければいけません。

そのため、高齢の方はある程度体力があることがインプラント治療には必要です。

ただ、入れ歯からインプラントにすると、咀嚼機能が回復して、しっかりと咬むことができるようになります。

咬むことは脳に刺激を与えるので、しっかりと咬むことができると認知症になる可能性が下がるというデータもあります。

また、入れ歯よりインプラントの方が骨の直接刺激があるので、骨が減少するリスクを減らすことができます。

【20歳以下はインプラントができない】

子供は骨が成長するので、インプラント治療を行うことができません。

もし、インプラント治療をしたとすると、成長に伴ってインプラントが動いてしまう可能性があり、周りとのバランスが崩れてしまいます。

そのため、まだあごの骨が成長途中の子供はインプラント治療の対象にはならず、骨の成長が完了する20歳程度からインプラント治療をすることができます。

インプラント治療は骨が成長していれば、年齢の上限はありません。

年齢よりは、全身の状態やあごの骨の状態が重要です。

また、治療を行ってその後しっかりとケアできるかがトラブルなくインプラント治療をする上でとても重要になります。