金属を身体に入れても大丈夫?
インプラントはあごの骨に埋め込むので、どの様な素材を埋め込むか不安になったことはありませんか?
身体の中に埋め込むものなので、金属の素材を入れても安全かどうかは重要なポイントです。
そこで今回はインプラントの金属の素材を埋め込んでも大丈夫かについてご紹介します。
【インプラントとは?】
歯科のインプラントは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に被せ物をする治療法です。
英語で『implant』はしっかり埋め込むという意味で使われますが、歯科では人工歯根のことを『インプラント』と呼びます。
インプラント治療は、入れ歯やブリッジに比べ、他の歯に負担をかけることなく、歯を失った部分だけで治療をすることができます。
また、セラミックにすることで見た目も自然で機能的な被せ物にすることができます。
【インプラントの素材とは?】
インプラントの素材は『チタン』が最適として広く使用されています。
チタンは骨との結合も良く、身体にもなじむ素材のため、歯科のインプラントの素材の他にもリウマチの治療で使用される『人工関節』にも使われています。
チタンは身体が拒否反応を起こすことがほとんどなく、安全で骨とのすき間もほとんどなく結合するので感染リスクも少ないのが特徴です
そのため、金属をあごの骨に埋め込みますが、安全な素材を使用しているので、安心して治療をすることができます。
【インプラント手術は大丈夫?】
インプラントと聞くと大がかりなイメージを抱くこともあると思いますが、骨がしっかりと残っている場合には、抜歯と同程度の時間で終わることもあります。
また、インプラント手術をする前にしっかりとCT撮影やレントゲン撮影をして骨の量を確認し、どの位置にインプラントを埋め込むのが良いか検討してから手術を行います。
また、症例によってはステントといわれる、インプラントを埋め込む位置を決める装置を作ってインプラントの位置を把握して正確に埋め込みます。
この様にしっかり準備を行い、カウンセリングや術前検査、治療計画なども行い、患者さんの不安や疑問も解消しながら治療をしていくので、インプラント治療は歯を失った時の一般的な治療として普及しています。
インプラントは安全で他の歯に負担をかけることもないので、メリットの多い治療です。
インプラントの治療を検討している時には、まずカウンセリングを受けて気になる疑問を解決しましょう。