痛みについては、完璧にブロックして手術を行います。
痛みで反射的に動いてしまう状態では、インプラント手術は行えません。
ミリ単位の精度を要する手術なのです。
ですから、手術中は一切痛まないと思ってください。
でも、骨を削られるのだから、頭にひびいて怖いとおっしゃる方には、麻酔科医による鎮静法を併用いたします。音も振動も遠くに感じられて、夢見心地のうちに手術は終了します。
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手術は痛くないのでしょうか?
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手術のあとの腫れや痛みはないのでしょうか?
インプラント手術は清潔な手術ですので、外科的侵襲に対する、正常範囲内の腫れや痛みにとどまります。術前から飲みはじめる感染予防の抗生剤と、数回分の消炎鎮痛剤で充分だと考えます。
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手術後の養生期間はどう過ごせばよいのでしょうか?
仮の入れ歯を使用している場合は、1週間後に縫合糸をとった後も複数回の入れ歯の調整が必要です。
入れ歯を使わなくてよい場合は、バツ糸すれば、元どおりの生活にもどれます。 -
私は持病があるのですが手術は可能でしょうか?
重篤な心臓病、糖尿病など、一般的に外科処置が危険とされている場合は麻酔科医に全身管理を委ねて手術をする場合もあります。ご相談ください。
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インプラントの手術から歯がはいるまで、期間はどのくらいですか?
歯の周りの骨の硬さや、使えたインプラントのサイズ、あなたの噛み合わせの強さなど、さまざまな条件に左右されます。即日から、最長6か月くらいとお考えください。3Dシミュレーションをすれば、予想は可能です。
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私はタバコを吸うのですが、インプラントはできますか?
理想的には、手術後1週間は、禁煙していただきたいです。最低でも当日は禁煙していだきます。縫合部の裂開の原因になります。
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インプラントは異物として排斥されることはないですか?
純チタンのインプラントは、骨には親和性があり、骨内部に埋設されて順調に結合された場合は取り出すのが大変なくらいです。ただし、衛生状態が悪く、歯周病菌にインプラントが感染した場合には、異物として、排泄されることになります。この感染が、天然の歯とインプラントに共通する最大の弱点です。